レイレイ・セフォーの備忘録

【難解な酷評】レイレイ・セフォーの備忘録。好きな話をいろいろと。

【アルバムレビュー】篠原ともえ『スーパーモデル』1996年

1996年10月2日に発売された、篠原ともえの1stアルバム。

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スーパーモデル 15th Anniversary Edition - Album by Tomoe Shinohara | Spotify

 

1.クルクル・ミラクル ★★☆☆☆

2.やる気センセーション ★☆☆☆☆
3.レインボー・ララ・ルー ★★★★☆
4.忘れちゃうモン ★★☆☆☆
5.チャタレイ夫人にあこがれて ★★★☆☆
6.スーパーモデル ☆☆☆☆☆
7.篠原ともえクレクレタコラ ★★★★☆
8.I LOVE YOU,DE JA VU ★★★☆☆
9.メルヘン節 ★★☆☆☆
10.よのさ ★☆☆☆☆
11.チャイム ★★☆☆☆
12.クルクル・ミラクル(Reprise) ☆☆☆☆☆

 

石野卓球プロデュースのアルバムということで、かなり挑戦的な内容。

一般的なアイドルだったら、このクオリティで作ることは不可能なんだろうけど、それを可能にした篠原ともえ

私のベストトラックは#3。少し抽象的な歌詞とダブから始まり、同じ歌メロでサザンロック調ポップ・パンクに変化。歌詞も写実的ポエティックになる。

間奏では、サザンロックギターソロが入るという怪作。

#5では一変し、メロウでアンビエント感漂うトラックにウィスパーな歌唱で演じられるディーヴァ曲。

#7は、テーマとなっているテクノ歌謡が顕著になっており、原曲の怪奇的歌謡の持ち味を残したまま、ブロックパーティよろしくなブレイクビーツなどがゴリゴリ用いている。

 

篠原ともえの歌唱力も特筆すべき点。

僅かなヴィブラートとスタッカートのある語尾の処理が特徴的で、かなりテクニカルに感じる。

さらに、#5、#8などのウィスパーなボーカルから垣間見える、高い歌唱力が不可思議な楽曲群を名曲へと裏付けている。

脂が乗りまくった石野卓球のプロデュースということで、テクノ歌謡の名盤ではあるけど、いわゆるテクノと言うよりかは、数多のエレクトロミュージックの石野卓球的再解釈という感じな気がする。